セカンド・コミットメント

国際離婚調停中に出会ってしまった彼との恋。

ちょいと寂しい夜の歌

Netflixで全世界に配信されている日本のドラマ「深夜食堂」

 

彼と二人で何度も一緒に観ました。もともと彼が見つけて好きになったドラマで「日本が舞台」ということで出会ってすぐのころに「はまってるんだ」って何度も聞いていたドラマでした。二人で夕食後に布団にくるまって見る深夜食堂は、彼の人生、私の人生、これまでの二人が経験してきた悲喜こもごもをそれぞれに思い出させる人間ドラマ。深夜食堂「めしや」とそのマスターは、私たちにとってすごく特別な存在です。

 

オープニングの「思ひで」があまりに素敵なので、先日、音楽だけでも聴けるようにドラマのCDを日本から購入しました。どれも素敵なんだけど、特に最後の一曲「ちょいと寂しい夜の歌」を初めてじっくり聞いて感動しました。

 

歌詞はこんな感じ。

 

こんな夜 誰もが
笑い浮かれてる季節
酒を飲み 歌を歌い
死んだように寝るのさ

どこまでも どこまでも
旅は果てなく続くが
出会う先で笑いあり
別れる時にゃ 涙ある

もしあんたが死ぬときにゃ
一緒にいてあげたい
そんなことを思う夜
ちょいと寂しい夜

もしオイラが死ぬときにゃ
後なんて追わないで
どこまでも あんたらしく
歩いて行っておくれよ

もし二人が死んだ時にゃ
心も体もひとつ
土の上に芽は生えて
一緒に伸びてゆくさ

陽が当たる屋根まで伸びて
切れることもなく
絡み合い いつまでも
花は咲き続ける

月もない こんな夜に
一緒にいておくれよ
そんなことを思う夜
ちょいと寂しい夜

 

人生後半に出会った彼と、これから先のことを考えれば避けては通れない老い、そしていつかは訪れるこの世との別れ。

もしあんたが死ぬときにゃ
一緒にいてあげたい
そんなことを思う夜
ちょいと寂しい夜

もしオイラが死ぬときにゃ
後なんて追わないで
どこまでも あんたらしく
歩いて行っておくれよ

もし二人が死んだ時にゃ
心も体もひとつ
土の上に芽は生えて
一緒に伸びてゆくさ

 

どちらが先なのかは分からないけど、どちらが先に行っても、灰のままもう片方を待つ。そして二人ともこの世に別れを告げるときが来たら、二人の灰を一緒にして海にまいてほしい。そういうことを話しました。歌詞では「土」だけど、私たちは「海」どっちにしても、二人そろって自然にかえりたい。気負わずその時のことを話せる関係、そして何か打ち合わせたわけじゃないのに自然に同じ希望を持っていたこと、それが心の底から嬉しかった。横にならんて同じ方向を見ているパートナー。このめぐりあわせは本当に奇跡です。

 

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